ビジネス : ドローンを飛ばすため、小型船舶免許を取得した

ドローンを飛ばすため、小型船舶免許を取得した

ドローンを飛ばすため、小型船舶免許を取得した
12月某日天気晴れ、気温18度、北北西の風 1メートル未満。13時30分、私たちは勝どきにあるマリーナを出港した。この日レンタルしたボートはYAMAHA AS−21。屋根なしのオープンタイプで、もっぱら釣りをするひとには人気のモデルなのだが、私たちがこのタイプの船を選ぶのには別の理由がある。船の上からドローンを離陸させる、スペースを確保するためだ。

2015年12月10日航空法が改正され、空港周辺や、高度150m以上の空域、人口集中エリアなどが許可なくドローンを飛ばせなくなった。東京都23区はほぼ人口集中エリアにあたる。今後ドローンを飛ばす人は事前に総務省の「jSTAT MAP」などを確認して自分がドローンをとばす場所が人口集中エリアに該当しないかどうか確認をしなくてはならない。

2015年12月10日航空法が改正され、空港周辺や、高度150m以上の空域、人口集中エリアなどが許可なくドローンを飛ばせなくなった。東京都23区はほぼ人口集中エリアにあたる。今後ドローンを飛ばす人は事前に総務省の「jSTAT MAP」などを確認して自分がドローンをとばす場所が人口集中エリアに該当しないかどうか確認をしなくてはならない。

この人口集中エリアを示す地図には、東京湾などの海は含まれていない。正確には「このエリアは人口集中、このエリアは人口集中エリアではない」と非常に細かく色分けされている。たとえば、レインボーブリッジの南側にあるむかし砲台のあった「台場」は、人が住んでいない無人の島にもかかわらず人口集中エリアに指定されている。この島の上空を無許可で飛ばせば航空法違反となるのだ。

この人口集中エリアを示す地図には、東京湾などの海は含まれていない。正確には「このエリアは人口集中、このエリアは人口集中エリアではない」と非常に細かく色分けされている。たとえば、レインボーブリッジの南側にあるむかし砲台のあった「台場」は、人が住んでいない無人の島にもかかわらず人口集中エリアに指定されている。この島の上空を無許可で飛ばせば航空法違反となるのだ。

私たちは残された空域で合法的にドローンを飛ばすため、小型船舶免許を取得することを決め、実際今年取得した。この日は東京港の海上からドローンを飛ばした初めての日だった。

空撮 東京湾の夕景 [4K]
http://www.ldesign.asia/?id=247

ドローンを操縦中は突如船が揺れることもある。東京港は外海と違って波は穏やかなのだが、近くを別の船が通ればその引き波で船が揺れる。ドローンの離陸着陸時には十分注意が必要だ。さらに他の船舶の航行の妨げとならないように見張りも怠れない。地上からドローンを飛ばすときでさえ安全に配慮しなければならないのに、海上ではそれ以上に配慮しなければならないことが多い。しかし、大海原へと放った我がドローンが絶景をとらえ、無事戻ってきたときにはなんとも言えない達成感があるのだ。

私たちがドローンとともに暮らす日々を気ままに綴っていこうと思う。

●渡辺 秋男(わたなべ あきお)
(有)クレセントエルデザイン代表/ドローンジャーナリスト
1976年、東京都生まれ。かつてヘリコプターのエンジニアだった父を持つ。日本機械学会の100周年にちなんだ『100ジュールロボットコンテスト』において、ヘリコプターをモチーフにした作品を出品し創造賞を受賞。現在はシステム開発やウェブ制作の会社を経営し、ドローンによる空撮サービスも行う。空撮映像はフランス国営テレビやNHKをはじめ世界から評価を得ている。現在日本無人航空機産業振興協議会(JUIDA)認定 安全運行管理者の資格取得中。ドローンによる空撮映像サイトを運営。 http://ldesign.asia/